鮮明でクリアな画面録画

鮮明でクリアなビデオを制作するための録画サイズ、プロジェクトのビデオ サイズ、エクスポートの設定方法について学びます。

Camtasia 3D icon

このチュートリアルの内容:

以下の項目は、ビデオの画質に影響を与える可能性があります。

  • 録画サイズ: 録画のサイズ。全画面で録画する場合、通常、録画サイズはモニターの解像度と同じです。
  • プロジェクト設定: Camtasia のキャンバスのサイズ、編集のフレーム レート、オーディオ レベル。
  • エクスポート設定: ビデオのサイズなど、ビデオをエクスポートする際に選択するオプション。

これらの設定を調整することで、高画質なビデオを制作できます。

録画サイズ

鮮明な画面録画を制作するための 1 つの方法は、画面映像を元の録画サイズで表示して、拡大縮小を避けることです。

拡大縮小とは、画面録画を元の録画とは別のサイズで表示するために、引き伸ばしたり縮めたりすることです。拡大縮小すると画質が低下し、ビデオがぼやけたり、歪んだりする原因になります。拡大縮小が必要な場合や、拡大縮小の活用方法については、「拡大縮小のヒント」を参照してください。

ヒント: まず録画サイズから設定します。

最終的なビデオのサイズがわかっている場合は、Camtasia Recorder のソース録画の [幅] および [高さ] フィールドにこれらのサイズを入力します。「録画、編集、共有」を参照してください。

プロジェクト設定

プロジェクトの編集段階で、キャンバスのサイズ編集フレーム レートオーディオ レベルを設定します。

キャンバスのサイズ

録画ができたら、キャンバスのサイズを録画サイズと同じに設定します。

ヒント: キャンバス サイズの変更は、ビデオの編集を開始する前に行います。

編集後にサイズを変更すると、編集済みのメディアの表示が歪む可能性があります。

  1. [キャンバスのオプション] ドロップダウン > [プロジェクト設定] の順に選択します。
    [キャンバスのオプション] ドロップダウンの [プロジェクト設定]
  2. [プロジェクト設定] ダイアログ ボックスが表示されます。
    • 標準ビデオ サイズを選択するには、[キャンバスのサイズ] (Windows) または [ビデオ サイズ] (Mac) をクリックしてプリセットを選択します。
      キャンバスのサイズのプリセット
    • カスタムの幅と高さを入力するには、[キャンバスのサイズ] をクリックして [カスタム] を選択します。[] と [高さ] の各フィールドにカスタム サイズをピクセル数で入力します。
      [幅] フィールドと [高さ] フィールド
      メモ: 縦横比の固定を有効または無効にするには、鍵のアイコン 鍵のアイコン をクリックします。
  3. [適用] をクリックします。

フレーム レートの編集

通常、フレーム レートはビデオ全体で異なります。同じフレーム レートでビデオを録画、編集、共有することで、ビデオ品質を維持できます。

メモ: 高フレーム レート (60 fps) でビデオを編集してエクスポートするには、タイムラインに高フレーム レートのビデオ クリップを含める必要があります。

  1. メディアの実際のフレーム レートを確認するには、メディア ビン内のメディアを右クリック (Windows) または Control キーを押したままクリック (Mac) して、[詳細] を選択します。
    メディアのコンテキスト メニュー
  2. [キャンバスのオプション] ドロップダウン > [プロジェクト設定] > [フレーム レート] ドロップダウンの順に選択して、編集フレーム レートを変更します。
    [プロジェクト設定] のフレーム レート
  3. [適用] をクリックします。

オーディオ レベルの自動調整

鮮明でクリアなオーディオもビデオ品質の重要な要素です。クリップ全体のオーディオの音量を自動的に調整して、プロジェクトのオーディオの一貫性を維持するには、[ラウドネスの自動正規化] オプションを有効にします。
オリジナルと自動で正規化されたオーディオ トラックの例

  1. [キャンバスのオプション] ドロップダウン > [プロジェクト設定] オプションの順に選択します。
    [キャンバスのオプション] ドロップダウンの [プロジェクト設定]
  2. [音量の自動正規化] オプションをクリックして有効にします。
    [音量の自動正規化] オプション
  3. [適用] をクリックします。

音質向上についての詳細は、「オーディオの編集と効果の追加」オーディオ効果の追加。

エクスポート設定

ビデオの品質を維持するには、ビデオの録画、編集、エクスポートの際にビデオ サイズや縦横比を合わせます。現在のプロジェクトのサイズ (編集サイズ) でビデオをエクスポートするには、以下を完了します。

Windows:

  1. [エクスポート] ボタンをクリックして、[ローカル ファイル] を選択します。
  2. ファイル名を入力して、保存場所を選択します。
  3. [詳細設定] をクリックして表示します。
  4. [ビデオ サイズ] タブで [現在のプロジェクトのビデオ サイズ] を選択します。
  5. [エクスポート] をクリックします。

Mac:

  1. [エクスポート] ボタンをクリックして、[ローカル ファイル] を選択します。
  2. [名前を付けてエクスポート] フィールドにファイル名を入力して、場所を選択します。
  3. [ファイル形式] ドロップダウンで、[MP4 にエクスポート] を選択します。
  4. [オプション] ボタンをクリックします。
  5. [ビデオ サイズ] ドロップダウンで、[現在のサイズ] を選択して [OK] をクリックします。
  6. [エクスポート] をクリックします。

拡大縮小に関するヒント

拡大縮小を避けられない場合もある

録画とプロジェクトのビデオ サイズを同じにすることができない場合もあります。たとえば、次のような場合です。

  • 制作したいビデオのサイズよりも大きい画面や小さい画面を録画する場合。
  • モニターが標準の縦横比 16:9 に合わない場合。

このような場合、録画を拡大縮小することは避けられませんが、拡大縮小を有利に活用することもできます。

拡大縮小を有利に活用する方法

チュートリアル ビデオでは、プロジェクトのビデオ サイズの 2 倍の大きさのモニターで録画しています。画面録画のサイズが元のサイズの半分に縮小表示されるので、品質がやや落ちます。でも、大半の時間はズーム インして、ユーザー インターフェイスの特定の部分にフォーカスしているので、問題はありません。この部分を最高画質の状態で表示することにします。

最高画質で最も詳細な情報を表示するには、元の録画サイズ、つまり倍率 100% にズームします。画面の上にあるものを表示する場合は、倍率 100% で表示したままその上にパンします。

Camtasia のズームの詳細については、「ズーム インして注目を集める」を参照してください。

100% のルールを守る

サイズが不明な場合は、画面録画を倍率 100% にしておきます。これで、可能な限り高画質で表示されます。

プロパティ パネルの [倍率]