Camtasia ビデオを学習管理システムで使用する

学習管理システム (LMS) で利用するため、Camtasia ビデオ ファイルをリンク、埋め込み、または SCORM パッケージとしてエクスポートする方法を学びます。

Camtasia ビデオを学習管理システムで使用する
Canvas LMS 内の Camtasia ビデオのスクリーンショット イラスト例
Canvas LMS に埋め込まれた Camtasia ビデオの例

LMS で Camtasia ビデオを利用する方法はいくつかあります。Camtasia から SCORM パッケージをエクスポートし、そのパッケージを LMS にアップロードする方法が最も包括的なオプションですが、より簡単で、それぞれ利便性と柔軟性を備えた方法も用意されています。

SCORM パッケージをエクスポートしてアップロードする

SCORM パッケージは、ビデオ ファイル、TechSmith Smart Player、クローズド キャプション、目次、ビデオ内クイズをすべてまとめて圧縮したオールインワンのファイルです。SCORM パッケージでは、学生の成績データを LMS の成績管理システムに直接報告することも可能です。

各 LMS によって SCORM パッケージの受け入れ方法は少し異なるため、SCORM パッケージのアップロード方法とアップロード先については、LMS 管理者にご確認ください。

Camtasia Windows から SCORM パッケージをエクスポートするには:

  1. [エクスポート] > [ローカル ファイル] を選択します。
  2. [詳細設定] > [プリセット] > [ベーシック MP4 と Smart Player] を選択します。
    Camtasia の [詳細設定] オプションのスクリーンショット
  3. [Smart Player] タブで、[SCORM を使用してレポートする] チェックボックスを選択します。
    Camtasia の [Smart Player] オプションのスクリーンショット
  4. [SCORM のオプション] をクリックします。
  5. [SCORM オプション] ダイアログで、以下のオプションの値を設定します。
    • パス スコア: 合格/不合格の判定において、学生が正解する必要のあるクイズ問題の割合を設定します。このオプションは、ビデオにクイズの問題が含まれている場合のみ利用可能です。
    • 必要な視聴率 (%): 合格/不合格の判定において、学生が課題の単位を取得するために視聴する必要のあるビデオの割合を設定します。
      SCORM パッケージの [レッスン情報] オプションのスクリーンショット
      メモ: これらの値は、LMS のアクティビティが合格/不合格に設定されている場合のみ適用されます。それ以外の場合は、学生はクイズの成績でポイントを獲得するか、ビデオにクイズが含まれていない場合はビデオの視聴完了でポイントを獲得します。
  6. [OK] をクリックします。
  7. [エクスポート] をクリックして、SCORM パッケージをコンピューターに保存します。

Camtasia Mac から SCORM パッケージをエクスポートするには:

  1. [エクスポート] > [ローカル ファイル] を選択します。
  2. [Web ページとしてエクスポート]、[クイズを含める] (該当する場合)、および [SCORM を含める] チェックボックスを選択します。
    Camtasia Mac のエクスポート オプションのスクリーンショット
  3. [マニフェストのオプション] ダイアログで、以下のオプションの合格の値を設定します。
    • パス スコア: 合格/不合格の判定において、学生が正解する必要のあるクイズ問題の割合を設定します。このオプションは、ビデオにクイズの問題が含まれている場合のみ利用可能です。
    • 必要な視聴率 (%): 合格/不合格の判定において、学生が課題の単位を取得するために視聴する必要のあるビデオの割合を設定します。
      Camtasia Mac の [マニフェストのオプション] のスクリーンショット
      メモ: これらの値は、LMS のアクティビティが合格/不合格に設定されている場合のみ適用されます。それ以外の場合は、学生はクイズの成績でポイントを獲得するか、ビデオにクイズが含まれていない場合はビデオの視聴完了でポイントを獲得します。
  4. [エクスポート] をクリックして、SCORM パッケージをコンピューターに保存します。

Camtasia ビデオを LMS で視聴することがコースの課題の一部であり、コースのすべてではない場合は、ビデオ リンクや HTML によるビデオの埋め込みが便利な選択肢となります。

Screencast や YouTube などのビデオ ホスティング サイトでは、ほとんどの LMS コンテンツ エディターで利用できる直接リンク (またはビデオ埋め込みコード) が提供されています。

ビデオ ホスティング プラットフォームでのリンク共有オプションの例

以下の点に留意してください。

  • リンクまたは埋め込まれたビデオは LMS に保存されず、ホスティング サービスが利用可能かどうかの状況に依存します。
  • リンクまたは埋め込まれたビデオは、LMS の成績管理システムに学生の成績を報告しません。
  • Screencast ではビデオ内のクイズや目次がサポートされていますが、YouTube ではサポートされていません。

Sharing & Privacy on Screencast (Screencast での共有とプライバシー)」を参照してください。

ビデオ ファイルを LMS に直接アップロードする

多くの学習管理システムでは、MP4 ファイルを直接アップロードできます。この方法で追加されたビデオは、学生の Web ブラウザーのデフォルトのブラウザー ビデオ プレーヤーまたは LMS に組み込まれたメディア プレーヤーで再生されます。

以下の点に留意してください。

  • 直接アップロードされたビデオは LMS に保存され、個人のファイル ストレージ制限が適用される場合があります。
  • 直接アップロードされたビデオは、LMS の成績管理システムに学生の成績を報告しません。
  • 直接アップロードではクローズド キャプションはサポートされません。オープン (焼き付けられた) キャプションの使用が推奨されます。「クローズド キャプションをビデオに追加する」を参照してください。
  • 直接アップロードでは、Camtasia で追加されたビデオ内クイズや目次はサポートされません。
Camtasia アイコン ロゴ

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